工場の配管で悩む方へ!工場の配管の凍結防止3つの対策

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皆さんこんにちは。

栃木県足利市を拠点に、保温保冷工事や保温板金工事を手掛ける藤倉保温工業です。


冬の厳しい寒さが近づくにつれ、「工場の配管が凍結して破裂しないだろうか」「もし水漏れで生産ラインが止まったらどうしよう」など、不安や疑問を抱えている設備管理者の方も多いのではないでしょうか?


実は、配管の凍結やそれに伴う甚大な被害は、本格的な寒波が到来する前に、保温材の設置や専用ヒーターを用いた適切な対策を行うことで確実に防ぐことが可能です。


この記事では、冬に向けた対策を検討している方に向けて、配管が凍結した際の安全な対処法から、具体的な3つの防止策、そして設備を長持ちさせる保温・板金工事の重要性について解説します。


工場稼働に不安を抱える保全担当者様や、配管のメンテナンスコストを抑えたい方はもちろん、初めて凍結防止対策を行う方にもわかりやすく解説するので、ぜひ参考にしてみてください。


■配管が凍結したら?



冬場の厳しい寒さによって外気や気温が急激に低下すると、水道管などの内部で水が氷に変わり体積が膨張します。そのまま放置すると設備全体に深刻なダメージを与えるため、適切な対応が必要です。


・破裂による生産ストップ

水は凍ると体積が約10%膨張する特性を持ちます。この内側からの圧力に鋼管や塩ビ管が耐えきれなくなると、配管の破損や破裂が起こります。たとえば、夜間に冷え込んだ際、屋外にむき出しになった給水管が割れて水が噴き出すトラブルは頻発します。


破損箇所から水漏れが起きると、修理作業が終わるまで設備を動かせず、工場の生産停止につながるリスクがあります。部品の交換や復旧にかかるコストに加え、製品出荷の遅れなど企業活動に大きな影響を及ぼす可能性があります。


・安全な配管の解凍手順

凍結した際、早く溶かそうとして熱湯を直接かけるのは大変危険です。急激な温度変化により、配管そのものが割れる原因になります。まずはバルブをしっかり閉めて水を止め、凍結部分にタオルや布を被せます。その上から50度以下のぬるま湯を、時間をかけてゆっくりかけるのが安全で一般的な方法です。


また、ドライヤーの温風や小型ヒーターを用いて周囲からじんわり加熱して解凍するのも効果を発揮します。もしすでに破裂して水漏れが発生している状況なら、自力で直そうとせず、すぐに専門業者へ修理を依頼してください。


■3つの凍結防止策



冬の寒波が到来する前に、設備の凍結を未然に防ぐ準備が必要です。工場や屋外の配管を守るためによく導入される、代表的な3つの対策をご紹介します。現場の環境や用途に合わせて最適な手法を選ぶことが大切です。


・手軽な防止テープ

配管に直接巻きつけて使う凍結防止用のテープは、比較的安価で導入しやすい製品です。テープ自体が発熱体となっており、一定の温度まで下がると自動で通電して配管を温めます。


バルブや継手といった複雑な形状の箇所にも柔軟に取り付けられるのがメリットです。ただし、施工する長さが伸びると電気代などのコストがかさむ可能性があり、部分的な保護や少量の配管に向いています。


・凍結防止ヒーター

工場内のプロセス維持や給水管など、より確実な温度管理が求められる現場では、専用のヒーターが活躍します。自己制御タイプのヒーターなら、周囲の気温に合わせて出力を自動で調整するため、無駄な電力を消費せず省エネに貢献します。


サーモスタットなどの制御機器と組み合わせることで、配管を安定した状態に保つことが可能です。金属管だけでなく、熱に弱い塩ビ管などの樹脂素材に対応した仕様もあります。


・効果が高い保温材

配管そのものを外気から守る断熱材(保温材)を設置する方法です。チューブ状の保温材を配管に被覆し、隙間なく固定することで内部の熱を逃がさず凍結を防ぎます。電気を使わないため日々の運用コストがかからず、長期間にわたり性能を発揮するのが特徴です。


ヒーターと併用するケースも多く、断熱効果によってヒーターの加熱効率が向上し、設備全体の大幅な省エネと安全性向上につながります。


保温工事ついてはこちらの記事も参考にしてください。

》保温工事とは?年収や将来性、必要な資格に関して解説!


■水を止めない修理技術



万が一、配管が破損して水漏れが発生した場合でも、工場全体の稼働を停止せずに修理できる特殊な技術があります。それが、水を抜かずに作業できる工法です。


・便利な配管凍結工法

水漏れなどのトラブルが起きた際、通常は設備全体の水を抜く必要があります。しかし「凍結工法」は、修理したい部分の配管を専用の機器(液体窒素など)で外部から急速に冷やし、内部の水を凍らせて一時的な氷のフタ(バルブの代わり)を作る施工方法です。


水が流れてこない状態を維持できるため、工場全体の給水や生産ラインを完全に停止させることなく、安全に部品の交換や接続箇所の修理作業を行えます。複雑な配管経路を持つ大規模な施設でも広く活用されています。


・修理の時間を短くする

この工法を導入する最大のメリットは、復旧までの時間を大幅に短縮できる点です。通常ならタンクの水をすべて排水し、修理後に再び水を入れて空気を抜くという非常に手間のかかる作業が必要になります。


凍結工法であれば、これらの作業が一切不要になるため、施工にかかる時間や人件費などのコストを大幅に削減できます。長時間の断水が致命的な影響を与える食品工場や大型施設でも、安心して修理を依頼できる画期的な手段です。


■長持ちさせる保温工事



凍結防止の根本的な対策として、配管そのものを外の厳しい環境から守ることが非常に重要です。適切な施工を行うことで、設備の寿命を大きく延ばすことができます。


・サビから配管を守る

冬場に冷たい水が通る配管と、暖かい工場内の気温との間に大きな温度差が生まれると、冷たい飲み物の入ったコップのように配管の表面に結露(水滴)が発生します。この水滴をそのまま放置すると、金属管のサビや腐食の原因となり、配管自体の劣化を急速に早めてしまいます。


そこで、グラスウールなどの断熱材を配管の全体に隙間なく被覆する「保温工事」が非常に効果的です。断熱効果によって結露の発生を未然に防ぎ、配管の品質と安全性を長期間維持することが可能になります。


・屋外は板金でカバー

屋外に設置された配管の断熱材は、そのままの状態では雨や風、太陽の紫外線に直接さらされてしまい、すぐにボロボロに劣化してしまいます。そのため、断熱材の上からさらにステンレスやカラー鉄板などの金属で包み込んで保護する「板金工事(ラッキング)」が欠かせません。


この金属のカバーでしっかり外側を被覆することで、外部からの物理的な衝撃から配管を守ります。過酷な環境でも優れた耐久性を発揮し、長期的なメンテナンスの手間や修繕コストの削減に直結します。


保温工事の種類についてはこちらの記事も参考にしてください。

》保温工事の種類とは?施工手順や注意点を解説!


■まとめ



工場配管の凍結は、配管の破裂や水漏れを引き起こし、生産ラインの停止や莫大な修繕コストといった深刻なトラブルに直結します。こうしたリスクを未然に防ぐためには、冬の寒さが本格化する前に、防止テープや自動制御のヒーター、そして効果の高い保温材を用いた事前の対策が欠かせません。


万が一の破損時には、設備を止めずに修理できる便利な工法も存在しますが、最も確実な安全対策は、配管そのものを過酷な環境から守ることです。適切な断熱材の施工と、屋外向けの板金カバーによる確実な保護を行うことで、設備の寿命を最大限に延ばし、将来にわたって安心できる工場の稼働を実現していきましょう。


■工場配管の凍結防止対策をご検討中なら「藤倉保温工業」にご相談ください!



有限会社藤倉保温工業は、栃木県足利市を拠点に日本全国の工場プラントやビル、商業施設などで「保温・保冷工事」および「板金工事」を手掛ける専門工事会社です。創業から40年以上にわたり培ってきた確かな技術と、自社工場での板金加工から現場施工までを一貫して行える対応力を強みに、あらゆる環境下の設備を守り続けてきました。


当社は、配管の凍結防止や結露対策に不可欠な断熱材の選定から、過酷な屋外環境でも劣化を防ぐラッキング(金属カバー)仕上げまで、現場の状況に合わせた最適な施工をご提案しています。


専任の担当者が現地を細かく調査し、工場の稼働状況や配管の複雑な形状を踏まえながら、「熱を逃がさない確実な保温」「サビや衝撃に強い外装」「ランニングコストの削減」など、設備に合わせた無駄のない計画を立案します。


藤倉保温工業は自社一貫対応の強みを活かし、施工後のアフターサービスやちょっとしたご相談にも迅速に対応。経験豊富な職人が一貫してサポートするため、初めての大規模修繕や保温工事でも安心してお任せいただけます。


現地調査やご相談は随時受け付けておりますので、「うちの配管は冬を越せる?」「ラインを止めずに施工できる?」など、気になる点は何でもお聞きください。お問い合わせフォームからのお問い合わせも受け付けております。


あなたの大切な設備を長く安全に稼働させ、安心できる工場環境づくりを藤倉保温工業が全力でお手伝いします。


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